自分の体のスペックを考える

私は普段は家で仕事をしていますが、定期刊行物の作業があるときは会社に行って仕事をしています。

だいたい期間は1週間から1週間半ほどです。

ですが先月は別件の仕事もあり、ほぼ1ヵ月毎日会社に出勤して仕事をしていました。

仕事自体は楽しく勉強にもなるし、基本的に皆さん黙々と作業しているだけなので人間関係にもほとんどストレスは感じません。

ですがなぜか夜寝るときにすごく歯を噛みしめて寝ているらしく、朝起きたら顎が痛いというのが続いていました。

そしてとうとう銀歯が取れてしまいました……

ストレスはストレスでも……

数年前から子どもの頃に治療してもらった詰め物や銀歯が取れることが多くなっています。

詰め物が劣化しているのが主な原因ではあるけれども、夜寝ているときに噛みしめているのも原因の1つだと歯医者さんから言われました。

実際、口を見ただけで「ああ噛みしめてるね」と言われます。

あまりストレスを感じていないときは「全然噛みしめないね」と言われるので、「噛みしめているね」と言われるときは大体結構ストレスを感じているときです。

だけどさっきも言ったとおり、仕事も楽しいし人間関係も悪くないし精神的にすごくストレスを感じている自覚がないのです。

さすがに出勤も3週間目くらいになると、はぁぁもう家で仕事したいぃぃと思いますが、それまではむしろ「出勤慣れてきたかも」ぐらいに思っているのです。

自分でもそれが不思議で。ストレスを感じていないのに体に症状が出るという……

――と考えたときに、「そうか、体のほうが先にストレスを感じてるんだ」と思いました。

噛みしめは出勤して数日後からすぐ出てきたので、体自体はかなり早い段階からストレスを感じているようでした。

肉体的なストレス

自分でも不思議だったのです、精神的にはそんなにストレスに感じていないのに自律神経失調症の症状が出て体が動かなくなったりするのはなぜなんだろうと。

体調を整えるためにも、できるだけ精神的なストレスを溜めないように心がけているにもかかわらず、です。

だから自分はストレスに弱いんだと思っていたのですが、実は精神的なストレスが問題というよりも、肉体的なストレスにより弱いのだということが分かりました。

今まで精神的なストレスを溜めないように溜めないようにと、いろいろ試行錯誤してきました。

でも、肉体的なストレスの対処法も考えなくてはならないのかもしれません。

だけど肉体的なストレスが溜まらないようにするってどうしたらいいんだろう……

まだよくわからないけれど、いろいろと調べたり試行錯誤してみたいと思います。

精神的なストレスはそんなにないとは言えど……

今日同じく個人事業主として長年やっておられる習い事の先生と、会社勤めの何がストレスかという話になりました。

そこで先生が自由に時間を使えないことだと言っておられて、あぁなるほどと思いました。

そう言われれば、私もそうかも。

私は、今まで働いた会社はどこもそんなに環境も悪くなく、仕事もそこそこ楽しく残業もさほどなく、人間関係もそんなに悪くなかったのに、なぜか週末になると体が動かなくて1日中ソファから起き上がれないということがずっと続きました。

そのときは、自分が自律神経失調症だということに気づいていなかったので単なる怠け者だと思って自分を責めていました。

自律神経失調症だということを後々知って自分が怠け者だからではないんだというのは安心できました。

ですが、何がそんなにストレスだったんだろうと考えたけれどそのときは原因がいまいちわからなかったんです。

だけど、時間が自分の思い通りに使えないことがかなりのストレスだったんだと思います。

考えてみれば、そのときからまず韓国ドラマにはまり(笑)、早く韓国ドラマの続きが見たい。

英語以外の学習にはまり、早く家に帰って勉強がしたい。

そんな思いが募っていたのだと思います。

やりたいことがやりたい時間にできない。食べたいときにお昼ご飯を食べられない。帰りたいときに帰れない。寝転びたいときに寝転べない(笑)。

こういう、自分の時間なのに自由に行動できないことは私もすごくストレスに感じます。

いや、たぶんみんな感じているけれど、みんなはある程度まで耐えられる体を持っているのだろうと思います。

私はすぐ体に出て動けなくなるから軟弱なんだと思うのですが、反面体のセンサーがすごく繊細なのだとも思います。

ギリギリまでがんばれず早めに休まないとやっていけないのですが、いつまでもいつまでも頑張って体を壊す方々を見ていると、耐えられる体は逆に危ないなと思うようにもなりました。

自分のストレス耐性レベルを知る

ギリギリになるまで頑張らない。8分ぐらいに留めておく。それが本当に大事だけれど、鬱になったり病気になったりするまで体の悲鳴に気づかない人は本当に多いですよね。

完全に思考停止&麻痺するぐらい疲れていて体の悲鳴に気づかない人もいれば、メンタルが強いうえに体力もあるので実際は体を酷使しているのになかなかそれに気づけない人もいる。

仕事や人生をより楽しむためには、一旦冷静になって自分の体のスペックを考えることも大事だと思います。

自分の体がどこまでの労働に耐えられるのか、どのくらい疲れたら思考停止するのか、どのくらい休めば復活するのか、などなど。

日常は自分の体のスペックの範囲内で動くことを心がけ、ときに羽目を外すくらいが体的にはちょうどいいのではないかなと思います。

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